盗聴器が仕掛けられる場所

1、屋内に仕掛けられる場合

盗聴器が仕掛けられる場所

どこが怪しいか?

住居内や事務所といった屋内であれば、盗聴器を仕掛けられる場所は無数にあります。家具の内外、換気扇の内側、天井にある電灯、電話機周辺、電源コンセント、壁の内部や天井裏、ボールペンや置時計などなど‥‥。特に電源ソケットなどに偽装されたタイプは設置が簡単な上、家庭用電源から電力を得て半永久的に動作するので要注意です。

コンセント型盗聴器(例)単なる三叉ソケットに見えるが、実はバッテリ切れの心配不要な盗聴器。同じような形・大きさでレンズの付いた盗撮カメラもあるから始末が悪い。




誰が仕掛けるのか?

基本的に住居や事務所などは施錠されているはずですので、外部から侵入された形跡が無ければ身内(家族あるいは同じ会社の人間)による盗聴の可能性も考えるべきでしょう。直接の身内でないとするならば、部屋の合鍵を渡していた昔の恋人などといった、親しい人間も候補に入ります。他に考えられるとすればストーカーによる侵入や、一度侵入に成功した空き巣が二度目以降の侵入チャンスを探るために仕掛けていった場合などが考えられます。賃貸アパートなどであった場合、前に住んでいた住人が引っ越す前に好奇心から仕掛けていくのも意外と多いパターンです。

2、屋外に仕掛けられる場合

どこが怪しいか?

盗聴器を屋外に仕掛ける場合は、屋内とは違ってどこにでも仕掛けられる訳ではありません。まず、最も多いのが電話線周辺に仕掛けられるケース。電柱の端子函まで辿り着いて盗聴器を仕掛けるのは実に手間がかかりますが、どこの家庭にでもある保安器ならば簡単に設置できます。また、マンションなど集合住宅には電気メーターやガスメーターを設置しているパネルがあり、このドアを開けて盗聴器を放り込んでおけば室内の様子も鮮明に聞こえます。

ヒューズ型盗聴器(例)どこの家庭にもある電話保安器。フタを開けて2本あるヒューズのうち1本を盗聴器と交換すれば設置完了。普通の住人が保安器まで覗くことは考えにくいため、まず気付く事がない。ただし盗聴発見業者には重点的にチェックされる箇所で、盗聴器の外し方も専門知識が必要です。



誰が仕掛けるのか?

盗聴器を屋内に仕掛ける場合と違って、不法に住居侵入しなくても済むため、むしろ身内などよりも外部の人間である可能性が高くなります。前述したストーカーや空き巣に加え、一部の調査業者(探偵)なども盗聴器を仕掛ける場合があります。

3、自動車に仕掛けられる場合

どこが怪しいか?

車内であれば、ダッシュボード、ルームランプ、シートの下部、置き物(ぬいぐるみ等)の中、といった場所が盗聴器を仕掛ける目安となります。設置する時間に余裕があれば、簡単な分解(カバーを外すなど)をした程度でも設置可能な場所が広がります。また、盗聴器を車輌発信機として使うのであれば、車外に取り付けても役目を果たします。こういった場合には自動車のバンパー裏側などにテープや磁石で貼り付けられるケースがほとんどで、よほど注意しないと目視しても気付かないことがあります。

車輌盗聴器(例)自動車の底面に貼り付いた黒い物体。中には無線式の盗聴器が入っている。洗車や定期点検くらいであれば、気付く可能性は少ない。盗聴器を自動車の位置発見器に応用した例。PHS(またはGPS)タイプの車輌発信機とセットで取り付ければ、いっそう正確に位置を検索することができる。

誰が仕掛けるのか?

まず車内に仕掛ける場合は、普通に鍵を使って開錠できる人間が最初の候補になります(わざわざピッキングまでして盗聴器を仕掛けるだけ、というのは考えにくいため)。自家用車に仕掛けられたのであれば家族や交際相手が、営業用の社用車に仕掛けられたのであれば会社の上司などである可能性が考えられます。車外に取り付けられた場合は、素行調査目的の探偵などが仕掛けたケースや、ライバル企業によって仕掛けられた可能性もあります。